ダイビング器材:BCDを選ぶポイントとおすすめはコレ

ダイビング器材
記事の情報は執筆時点のものであり、閲覧時は変更になっている場合がございます。予めご了承ください。

ダイビングを始める際、最初に軽器材から購入される方が一番多いと思いますが、重器材(BCやレギュレーター)の種類もたくさんあって何を買ったらいいのか悩んでしまうと思います。
私がいくつか試してみた中でおすすめをご紹介します。
アイテムにもよりますが、メルカリなどのフリマサイトで中古からスタートするのも良いと思います。
ダイビングを始めた当初は新品を購入しましたが、勧められた器材ではあまり使い勝手が良くなかったので、今では大半の器材をメルカリで購入しています。

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BCの選び方

私がBCを買う上でこだわるポイントは、シンプル、軽量、コンパクトです。結構欲張り。笑
小柄で体力がないので、ダイビング器材を買う時はいつも重量との闘いです。軽量なのは必須。
マイ器材を旅先に持っていくことも多いので、コンパクトかどうかも大事。
ダイビングは危険もあるので、安全性が最重要。
その他のこだわりとして、機能がシンプルな方がメンテナンスも楽になる、というのが持論です。
余計な機能があると、パーツ故障の確率が上がり、オーバーホール費用が嵩むことになります。

BCDは、ぶっちゃけ好みで良くて、これが合うとか合わないとかはあんまりないと思います。使えば使うほど、どんなBCでも操作は慣れていきますし、値段と本人の好みで選べば良いかと。
ショップの方におすすめされるのは多機能なものが多かったりしますが、個人的には多機能なBCはいらないと考えています。

BCのおすすめメーカー

BCDでメジャーでおすすめのメーカーはこんなところでしょうか。1~4の一部のBCはネットでも購入できます。5のBCは現在中古でしか購入できません。

総合的におすすめのBCメーカーはTUSA

  • TUSA
  • AQUALUNG
  • Bism
  • スキューバプロ
  • NDS

TUSAのBCはとてもおすすめです。使いやすく、コンパクト、そして安めのラインナップが多い。一番のおすすめポイントは、インフレーターの丸ボタン操作が直感的で初心者でも給排気がしやすい点。
デメリットは、サイズ幅が狭いところ。
一番最初、TUSAのBCを買いたかったのですが、1サイズの幅が狭くて、サイズ選択をためらってしまいました。例えば、TUSAのとあるBCのSサイズ適用ウエストは60~70cmで10cmしか幅がありません。
一方、AQUALUNGのBCは、ウエスト64~94cmで30cmの許容幅があります。

ウエットスーツ、ドライスーツのどちらでも適用範囲で、自分が先々太っても大丈夫か・・?と考えるとTUSAのどのサイズを選択するのが良いのか悩んでしまい、購入できませんでした。サイズ選択は中年ダイバーの悩み・・。

AQUALUNGのBCのおすすめポイントは生地が頑丈で、汚れにも強いです。ショップレンタルでも多く使われているので、耐久性は間違いないと思います。価格も購入しやすい設定になっています。
デメリットとしては、デザインが嵩張るところ。コンパクトではないです。

BismのBCは、とにかく見た目がカッコいい。真っ黒でなんかプロっぽい感じ。ただコンパクトではなく、価格もTUSAやAQUALUNGと比較するとかなり高額。男性が使っているのをよく見かけます。女性ではあまり見かけないですね。

スキューバプロのBCは、TUSAやAQUALUNGと同じくらい人気があります。イントラで着用している人をよく見かけます。新品はBismと同様、結構お高めなのと、ジャケットタイプが多いので、ダイビング初心者の方にはあまり向かないかもしれません。

BCの種類は主なタイプが3つ

BCDは浮力体の位置などよってタイプが異なりますが、主なタイプは3種類です。

フロントアジャスタブルタイプ

浮力体が身体のサイド部分にあります。肩の部分がベルトで調整できるようになっていて、初心者~上級者まで誰にでもおすすめ!
汎用性が高く、ウエットスーツ、ドライスーツなど器材が変わってもサイズ幅の調整が可能です。レンタルBCもほとんどがこのタイプ。
ショルダーストラップタイプとかショルダーバックルタイプとか色々言い方はありますが、一番メジャーなタイプなので、まぁどれで言っても伝わるので大丈夫です。

  • メリット
    肩のショルダーを外してBCが楽に脱げる。四十肩などで肩の可動域が狭まっている中年ダイバーも楽チン安心 ←私にはこれが切実・・
    市場に出回っているほとんどのBCがこのタイプなのでレンタルダイバーでも操作しやすい
    ある程度サイズ調整が可能なので、ウエットでもドライスーツでも同じBCが使える!経済的
  • デメリット
    特にない気がします。なんだろう
    強いて言うなら、脱ぐのは楽だけど着るのはジャケットタイプより遅いところ、でしょうか
    その他、蛇腹ホース(インフレーターホース)を上に上げる排気方法しかないBCはおすすめしないです。購入したいBCが、インフレーターホースを下側に引っ張って排気できるタイプかどうか確認ください(上に上げる排気しかできないバックルタイプのBCってあるのかなぁ。大半は2つの方法で排気できると思います)

ジャケットタイプ

浮力体が身体をつつんでいるので、水中でバランスが取りやすいと言われています。

  • メリット
    BC全体に空気がいきわたるので、吸気排気がしやすく、安定して大きな浮力
    自分の身体にフィットしていれば、水中での操作がしやすい
    ショルダーベルトがないので準備がサクサク!混んでいるボートで真価を発揮 ←重要!
  • デメリット
    肩のバックルがなく腕部分のサイズ調整ができないため、サイズ合わせがちょっぴり難しい
    サイズ選択を誤るとウエットスーツとドライスーツで併用できない(とても困る)
    ドライスーツが脱ぎにくい・・四十肩だと特に!!中年ダイバーはご注意を ←重要!

バックフロートタイプ

浮力体が背面しかないため締め付け感がなくシンプルな作りのBC。後は、D環が多いのでアクセサリーがたくさんつけれられるものが多いです。
このタイプは今まで使ったことがなく、メリデメを語れません。。

軽量BCのおすすめはNDS FタイプとTUSA Voyager

旅先へマイBCを持っていくのに、スーツケースに収まりが良く、軽量でコンパクトなBCを数々探しました。おすすめはNDSのFタイプとTUSAのVoyagerです。

NDS Fタイプジャケット

NDS Fタイプジャケット

日本ダイビングスポーツという会社で作られていた、FタイプというBCを最も愛用しています。
一番旅先に持っていくのもこのBCです。フロントアジャスタブルタイプになります。
日本ダイビングスポーツに公式ホームページはなく器材のネット販売もしていません。プロショップの取り扱いのみです。
現在NDSでは、BCは生産終了していますので、もしこのBCを購入する場合、中古になります。
女性はSサイズでほとんどの体型が網羅されると思いますが、Sサイズは中古市場に割と出回っています。私も中古で購入しました。2つ目のBCを探している方は中古の検討もアリだと思いますよ!

  • メリット
    Sサイズ約2.7kg 3kg未満は軽量の部類に入ります
    ノンハーネスなのに身体にフィット、プラスチックのハーネスがなく最薄コンパクトにたためる!
    ゴムボートの様な素材でできていてとても丈夫、乾きが早い
    ポケットが脱着式なので、外して使うと真っ黒でカッコ良い。私はさらなる軽量を目指し2つともポケットを外して使っています
  • デメリット
    インフレーターホースが短いので給排気に慣れるまでちょっぴり慣れが必要。中圧ホース55cmでピッタリの長さですが、むしろ慣れればホースがコンパクトになるというメリットに
    インフレーターのボタンや肩口のバルブはそこまで頑丈な作りではないのでちゃんとメンテが必要。とは言え生地は文句なく丈夫ですし、生産中止でもオーバーホールでパーツ交換できますのでご安心を。
    タンクベルトのバックルが重量感のある金具でなんか怖い。私はAQUALUNG製のプラスチックバックルに変え、タンクベルトに追加のウエイトポケットを付けています
    個人の好みですが、ベルクロタイプのカマーベルトが嫌いなので使っていません(使わなくてもNDSのBCは身体にフィットします)
NDS Fタイプをたたんだところ ポケットは2つともつけている状態


NDSの中古販売・オーバーホールはこちらのショップがおすすめです!

http://www2.plala.or.jp/sunmarine/nds.html

NDSレギュレータ・BCジャケット正規販売店|サンマリンショップ
NDS(日本ダイビングスポーツ)製ダイビング用レギュレータ、BC、ゲージ、オーバーホールのことならNDS取扱い歴40年の当店にお任せ下さい。

TUSA Voyager(ボイジャー)

ボイジャー BC

ネット販売していないTUSAの軽量タイプのBCです。こちらも フロントアジャスタブルタイプです。
私はフリマで中古を購入し、主に伊豆でのドライスーツ着用時やビーチダイブの時に使っています。

  • メリット
    Mサイズ約2.7kg NDSとほぼ同じ軽量の部類
    ナイロンメッシュ素材で水はけが良く、乾きが早い
    ナイロン素材の軽量ウエイトカートリッジがついている
    エアを入れた際にバックルタイプなのに締め付け感が少なく水中で安定感がある
    ポケットやD環の位置、チェストベルトとカマーベルトが使いやすい。肩のストラップが細いので捻じれそう、と思ったのですが、意外に使いやすい。チェストベルトはかなり上の方(鎖骨の辺り)に来るBC着用時にチェストベルトを探すのが面倒ですが、これは探さなくても見つかる
    カマーベルトもベルクロではなくバックルで気に入ってます(ベルクロが大嫌いなので)
    TUSAの吸気ボタン(オレンジ)と排気ボタンは使いやすい!エアが抜けやすいので潜航ラクラク
  • デメリット
    タンクベルトが2本あり、タンクチェンジに手間取る。那覇や石垣でのダイビングは、ボートが混雑しゴチャゴチャしているので、最速でタンクチェンジをしたいのですが、タンクベルトが2本あるとすんなり交換できません。軽量化との天秤でタンクを体にフィットさせるために、1本にできなかったのだろうなぁ・・と勝手な想像ですが。特に下のベルトがものすご~く脱着しにくい。タンクを支えるハーネスが上下で分割されているので、下のベルトもちゃんと締めないとタンクとBCが密着しないようになっているのですが、脱着に時間がかかるのが私にとってかなりのデメリットです。せめて下のベルトのバックルをもうちょいなんとかして脱着しやすくできないものか・・

    と言っても、デメリットで思いつくのはこの1点だけなので、かなり優秀なBCだと思います。
BCJ1800B | B.C.ジャケット | TUSA
世界の海が知っている。世界の海を知っている -- 世界80ヶ国以上で使われている信頼のダイビングギア、TUSA。TUSAは総合ダイビング器材メーカーです。
Voyagerのタンクベルト

国内最軽量のBCはAQUALUNG ZUMA(ズーマ)

最軽量のBCDにAQUALUNGのZUMAがあります。ネットで購入可能です。
重さ2.2kgで、クルクルっとコンパクトに収納できます。
バックフロートタイプのBCです。
リゾートに持っていくにはコンパクトで最適、浮力も十分ありそうなので、石垣や慶良間など穏やかなポイントなら良いと思います。私はそこそこ流れる深場のポイントにも行くので、購入の選択肢から外しました。見た目のペラペラ感が怖くて試していません。
新品でも安価なため中古市場にはあまり出回らないですが、海外渡航であれば検討の余地はありそう。

脱着が早く最速で潜航できるBCはスキューバプロ

TUSAのVoyagerでタンクベルトのことをつらつらと書きましたが、脱着が早くて最速で潜航できるBCをお探しなら、スキューバプロのクラシックアドベンチャー2かな、と思います。通称スタビ。
ジャケットタイプのBCです。初心者・女性向けではありませんが、慣れると止められないと聞きます。

  • メリット
    排気がチョッ早インフレーターホースを左肩に上げながら排気するのではなく、右胸にある白いダンプバルブを引っ張って排気します。慣れると誰よりも早く排気できます。
    早く排気ができれば、もたもたせずに潜航できます!!
    タンクベルトが使いやすい私は非力なので、タンク交換でベルト調整に時間がかからないものが好み。スキューバプロBCのタンクベルトは他社に比べて使いやすいと思いました
    ベルクロタイプのカマーベルトがついていない(オプションなのかも)のも好みです
  • デメリット
    新品だとかなりお高い・・中古がたくさん出回っているのでフリマがおすすめ
    ジャケットタイプのサイズ判断は難しい
    ドライスーツが脱ぎにくい・・(ジャケットタイプはしょうがない)

私は中古で購入したクラシックアドベンチャー (旧タイプ)を持っていて、伊豆のウエットスーツ期間に使っています。夏になったら石垣や那覇に持って行ってみようかな。

フリマアプリは、使用頻度が少ないダイビング器材が半額近い金額で出品されていたりするので、探してみてください。新品が欲しい方はダイビングショップで現物を確認して購入するか楽天やAmazonなどのWeb購入ですね。中古で購入した場合はオーバーホールを忘れずに!
メルカリ未登録の方は、よろしければこちらの招待コードをお使いください。
登録はブラウザからではなくアプリからどうぞ!!
CTDGMY

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