ダイビングの潜航が苦手な場合の対処法

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ダイビングをしてみたいけど、ちょっと怖い。始めてみたけど、耳抜きが苦手で・・。と不安に思う方は意外と多いと思います。ベテランでも、耳抜きが苦手なダイバーはいるのですよね。この記事では、水中を安心に過ごすためのちょっとしたコツをご紹介しています。

これからダイビングを始めたい方、ライセンスはあるけど、水中がちょっぴり不安の方は是非ご覧ください。

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ダイビングって安全なの?

先に結論を言ってしまうと、ダイビングは安全なスポーツと言って良いのではないかと思います。

警察庁の水難事故をまとめたデータを見ると、死者・行方不明者の比率が最も高いのは「釣り」で約28.8%と約3割を占めています。その他の項目は水遊びや水泳など、全て一桁の比率となっていますが、中でもダイビングは1.1%となっています。
(参考データ:警察庁 令和3年における水難の概況より)

事故率1%は、安全と言えるのではないかと思うのです。
でも、水中と陸上では勝手が違います。相手は自然なので何が起きるかわかりません。「泳げるから大丈夫!」と侮っては絶対にダメです!!

山岳遭難・水難|警察庁Webサイト

ダイビングは冷静さが大切!

どんな時にも言えることですが、トラブルや事故の際に重要だと言えるのは「冷静さ」です。
ダイビングでも同じことが言えると思うのです。もちろん、経験やテクニック、知識が大切なのは間違いありませんが、とりわけ水中では「冷静」な気持ちが超重要!

いくら「冷静」と言われても、水中で焦ってしまうことは多々あります。初心者よりもベテランダイバーの方がトラブルが起きやすいのでは?と考えています。不安や心配な気持ちで潜っている初心者ダイバーの方が、意外と慎重に行動しているのです。

ベテランダイバーはダイビングスキルは高いかもしれませんが、初心者よりもハードなポイントに行くことが多いです。経験値があるゆえに慎重さが足りず、思わぬトラブルに見舞われることがあります。レジャーダイバーは、トラブル対処の経験がないことが大半なので、ベテランでもパニックになってしまう可能性は十分あるのです。

耳抜きに時間がかかり、上手く潜航できない時の特徴

私は、年間で大体50本~100本くらい潜るレジャーダイバーです。恥ずかしながら、100本を超えるまで耳抜きがうまくできず、お世辞にも中性浮力が上手とはいいがたいダイバーでした。

50本を超えた頃、なんでこんなに耳抜きに時間がかかるんだろう・・と考えてみたのです。いつも耳抜きが安定するまで5分~10分近くかかっていたのですよね。
耳抜きが上手くできないと、ダイビングの上達は厳しい。どうにかうまくなりたい!と色々と試しました。

耳抜きに時間がかかっていた時とそうではない時、潜る環境に違いがあったのです。自分なりに整理し、1つの結論に至りました。

耳抜きに時間がかかった時
  • 寒くて身体に力が入っている
    身体が緊張し、きちんと鼻をつまめていない
  • 水中が濁っていて、底が見えない(透明度~5m)
    なんとなく不安な気持ちでドキドキし、緊張している
  • ボート上の人数が多く、エントリー口に人とタンクがゴチャゴチャ
    急かされていると感じ、身体の緊張度が増す

そう、身体・気持ちの緊張度が高いと潜航に時間がかかっていたのです。体のこわばり、不安、焦りの気持ちがあると、うまく耳抜きができず、安定した潜航に時間がかかってしまっていたのでした。

ダイビングのエントリー時はとにかくリラックス!

私の場合、気持ちと身体のどちらかが緊張していると、潜航に時間がかかることがわかり、以下を目指して潜るようにしました。うまく耳抜きができた時は、身体の力が抜けていたのです。

  1. 身体の力を抜く意識をする
  2. 混んでいる時に、器材をスピーディに脱着できるようBC操作に慣れる
  3. 鼻をつまむ際は、つまむ・引っ張る感じではなく、親指と人差し指でギュっと奥に押し込むつまみ方が力が入る

ダイビングは精神スポーツだった

気持ちと身体がリラックスするには、周りの環境も割と重要です。身体と気持ちをリラックスさせて潜るための自分がやったことを3つポイントをまとめました。自分に合う環境が見つかってからは、耳抜きの時間が短縮され、水中姿勢も安定するようになりましたよ!

  1. 1チームの人数が少ないショップを探す
    その日のゲスト人数にも影響されるので、探すのはなかなか難しいですが、1チーム4名以内が理想です。ボート上の人数が多いだけで、エントリーまでに、知らず知らずのうちに身体は緊張しています。自分に合うショップができるまで、あえて複数のショップに行ってみることをおすすめします
  2. 暖かい時期に練習する
    水温が27度以上あると、入水した際の身体の緊張は少ないです。沖縄の7~10月にたくさん潜って練習してみることをおすすめします。エントリー直後は数回深呼吸して、気持ちを落ち着けてから潜航を始めましょう
  3. インストラクターに事前に伝えておく
    私は「耳抜きに時間がかかるので、最初か最後にエントリーさせてほしい」と伝えていました。他の人に迷惑をかけてしまう・・という気持ちも捨てましょう。気持ちに焦りがあるとと上手く耳抜きができません。ゆっくり自分のペースで潜れるよう、周りの人に先に伝えておくのがいいですよ!

安全・安心・ストレスフリーなダイビングを楽しんでくださいね!

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