【初級】ダイビング器材の選び方と購入方法

ドライスーツ ダイビング器材
ドライスーツ乾燥中
記事の情報は執筆時点のものであり、閲覧時は変更になっている場合がございます。予めご了承ください。

私が25年前にダイビングを始める際、一番最初に購入したのは、マスク、フィン、スノーケルです。カテゴリでいうと軽器材になります。
海外に行くことも多かったので、BCDやレギュレーターなどの重器材はずっと現地のショップでレンタルをしていました。

ダイビング器材にはたくさん種類があり、メーカー(ブランド)もたくさんあります。最低限何が必要なのか、本当に買ったほうがいいのか、初心者ではなくとも悩んでしまいます。
ダイビングを再開して数年、いまだにリゾートダイバーですが、素人の割にそれなりの種類と数の器材を購入してきました。

一般的に、ダイビングのライセンスを取得したショップから器材を購入される方が圧倒的に多いと思いますが、私は元々ライセンスを持っていましたし、通っている固定のダイビングショップもありませんでした。
他人から色々勧められるのも好きではないので、ダイビングショップから購入したことはほとんどありません。詳しくは後述します。
安全・快適なダイビングスタイルを求め、今でも器材は色々チェックをしています。専門知識はないのですが、ダイビング器材の買い方や選び方について悩んでいる方はお読みください。

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器材の種類

海に潜る際に必要なアイテムとなります。ここに挙げたもの以外にもたくさんのアイテムがありますが、基本的には<ベーシックアイテム>が揃っていれば、ショップからのレンタルは不要で潜ることができます。では、それぞれご説明していきます。

ベーシックアイテム

最低限、これがあれば潜ることができるものです。

  1. マスク・スノーケル
  2. フィン
  3. BCD
  4. レギュレーター
  5. ゲージ(残圧計)
  6. ウエットスーツ(ドライスーツ)

持っていた方が良いアイテム

以下に記載した、1~3は水中を快適に過ごすためにあったほうがいいアイテムです。
4~6は、その人の考え方やダイビングスタイルによると思います。
私は安全と快適さを優先事項としているので、1~6は必携しています。
ダイビングコンピューターは、購入をお勧めされるアイテムだと思いますが、自分が本当にこれからもダイビングを続けるつもりか、どれくらいの頻度で潜るか、どのエリアで潜ることが多そうか、によって購入を検討しても良いのではないかなと思います。

マリングローブ

レンタルしているショップはあまりないので、購入をお勧めします。
冬用(厚さ3~5mm前後のもの)と3シーズン用(厚さ1~2mmのもの)などがあります。
岩場をつかんだり、必死に何かにつかまることもあるので、素手では切れてしまうことも。私は常にグローブをしていますが、プロのみなさま(インストラクター)はカンペキな中世浮力を維持できるので着用してない方が多いです。
初心者は持っていた方がいいと思います。ビーチで潜る場合もあった方がいいです。
海外では海洋生物保護のためグローブ着用NGとしているエリアがあります。

フィンソックス(マリンブーツ)

自分の足にフィットするフィンとソックス(ブーツ)の選択は永遠のテーマで、フィットするかしないかで水中をスイスイ泳げるか差が出ます。
快適さを追求していると、フィットすることも重要なのですが、着脱が楽かどうかも重要になってきます。
当たり前ですが、店頭だと入すると履いた感じしかわからないんですよね。ダイビング器材は濡れるものなので、濡れた後がどうなるか・・が超重要!(力説)
こればかりはいくつか買って試さないとわかりませんが。
フィンとかかとの擦れを防止し、皮膚の保護が主な目的なので「持ってくるの忘れた!」となっても靴下で代用は可能です。

ウエットスーツインナー

ラッシュガードは、ウエットスーツの下に着用しても問題はないですが、保温効果はほとんどなく、ウエットスーツが着脱しやすいメリットがあります。暖かい季節(気温・水温)や場所であれば、ラッシュガードでも用途は足りますので、そこまでインナーにこだわらなくても良いです。
繰り返しですがダイビング器材は濡れた後が重要です。
濡れた体に風が吹きつけたらどうなるか。例えば、お風呂から出て、濡れた体に濡れた素材の衣服を着用し、ベランダに出たらどうなるか・・と想像してみてくださいね。晴れていても風が吹いているととにかく寒いんです! 
寒い時期や天候不良(風が強い日など)時に着用するインナーは、乾きやすさが重要です。
男性は1本目でウエットスーツを全部脱ぎ、タオルで体を吹いて乾かしているシーンを見かけます。体が乾いていれば、濡れたラッシュガードを着ない方が寒くないからです。
女性はビキニでウロウロするのに抵抗がある方もいらっしゃいますので(私はそうです・・汗)、できればインナーを着たままで乾きやすいもの(寒くないもの)が良いのですが、チョイスが難しいです。

フロート・レスキューマーカー

浮上前に水中から水面に打ち上げて自分たちの居場所をボートに知らせたり、潜っている最中にバディやチームとはぐれてしまった場合、水面で使用します。持っている方を割と見かけるので、ショップで薦められて購入してるのかな、と思います。
ショップで勧められた器材を購入し、水中で使い方を実際にレクチャーしてくれるならば、定価であろうともそのショップで購入した方が良いと思います。
私の場合、そこまで面倒を見てくださるショップが果たしてどれだけあるのだろう・・と思ったので、基本的には自分で調べて買って試すことをモットーにしています。
フロートはいくつか購入した経験がありますが、幸いなことに、ダイビング中には使用したことはありません。水中でフロートを打ち上げる練習をしたいのですが、いまだにできていません。

ダイブアラート・ダイビングベル

水中で音を出し、何かトラブルがあった際に知らせたりできるもので、フロート同様セイフティーグッズになります。インストラクターが大物やレアな魚を見つけたときに、周りにお知らせしたりする時に使っているのを見かけることもあります。一般ダイバーで保有している人は少ないです

ダイビングコンピューター(ダイコン)

ダイビング器材について、友人に相談されることがありますが手放しで「あった方がいい!」とはお勧めしにくいアイテムの1つ。そりゃ~あった方がいいに決まっています。
が、安い買い物ではないので、何ともお答えしにくいです。
他の器材と異なり、季節や目的によって複数必要な訳でもなく消耗品でもないので、最低限1個持ってれば良く、年1~2回しか潜らない、という方はすぐに買わなくてもいいのでは・・という考えです。

私自身、ダイコンの多くの機能を使いこなせている訳ではなく、安全上必要な最低限の機能しか使っていません。今でもさほど詳しくはないです。私がダイコンを持たずに潜る場合は以下の対応をすると思います。

ダイコンを持たずに潜る場合
  • ダイコンを持っていないことをインストラクターに伝えておく
  • 水中での深度(目線)をインストラクターに合わせ、イントラより絶対に深く潜らないよう意識する
  • 安全停止(水深4~5m)の際は、ダイコンを持っている方に深度(目線)を合わせて水中浮力を取る

お好みアイテム

持たなくても潜れますが、あった方が良いアイテムリストです。
カメラは高額なので、レンタルしてから自分の気に入ったものを購入するのがおすすめです。

  1. カメラ
  2. ダイビングライト
  3. ダイビングフード
  4. ウエットベスト
  5. コンパス

器材の買い方

購入するアイテムが決まったら、次はどこで買うかです。
私はどうしても店舗やダイビングショップで購入するのが嫌で(定価で色々と勧められるのがイヤ)、最初からネットショップ(新品・セール・ポイントあり)一択でした。ただ、器材の知識が全くなかったので何を買っていいのか本当に悩みました。BCDとレギュレーターをどのメーカー、サイズを買うか1か月くらいネットで調べまくってから、最終的に楽天で新品を購入しました。
今ではほしいものがあったら、まずは楽天・アマゾンで価格を調べて、次にメルカリを調べます。
なるべく程度の良い中古で購入
。中古の場合、購入後にすぐにオーバーホールに出します。
またほしいものが出たら、いらなくなったものをメルカリで売却してから購入・・の繰り返しです。

スキューバダイビング BCD AQUALUNG アクアラング プロHD BCD …

ダイビングショップ・店舗(新品)

ダイビングショップや店舗の場合、ウエットスーツやBCのサイズを試したり、相談することもできますので確実だと思います。
私の経験上、ショップの店員やイントラの多くは男性で、商品の使い勝手やおすすめされる観点が自分の希望とは違いました。お店にいてもノンダイバーやレジャーダイバーもいます。
最初、いくつかのダイビングショップに見積を依頼しましたが、どのショップでもBCDやレギュレーターはかなり高機能な商品を紹介いただきました。

ダイビング器材は購入した後のメンテナンスにお金がかかります。買って終わりではありません!
特殊なパーツが使われていると、その分オーバーホールに余計なお金がかかります。
高機能ではなくシンプル、できれば日本製のメーカーが欲しいと考えていたので、見積とラインナップを見てショップから購入するのは早々に止めました。
MIC21の店舗であれば、たくさんのメーカーの商品が購入できます。楽天市場にも店舗があります。誘惑が多いですが見ているだけでも楽しいです。

ダイビングショップの場合、取り扱いメーカーが限られることが多いので選択肢が少ないです。
ライセンスを取ったショップであれば器材も割引になることがありますし、分からないし調べるのも面倒、おすすめを一式で買いたい、みたいな場合はダイビングショップ購入もありだと思います。

ネットショップ(新品・中古)

楽天やアマゾンなどでもダイビング器材は購入できます。全メーカーではないですが、一通り買うことができます。大手ダイビングショップが出店しているので保証書がついている正規品ですし、楽天なら購入前にショップに問い合わせもできますので安心です。
色々な方のブログや、メーカーホームページのサイズ表を参考にしながら、最初のマイ器材BCとレギュレーターを楽天で購入しました。

フリマサイト(新品・中古)

現在、BCDやレギュレーター、フィンやマスクを複数セット所有しているのですが、持っているほとんどの器材は、メルカリやラクマで購入したものです。欲しいアイテムがある程度決まっている場合、必ず一番最初に探しに行きます。
ウエットスーツを何度も購入したことがあります。(サイズ確認を失敗したことも何度かあります)

フリマ購入のメリット
  • 数回だけの使用や、新品に近い状態のダイビング器材がたくさん出品されていて、半額~3分の1以下で購入できるし、値引き交渉も可能
  • 状態の良い商品が欲しいタイミングで安く見つけられることがある
  • ウエットスーツやBCなど、可能な範囲で出品者のサイズ感を質問できる
  • 違うものが欲しくなったら、またメルカリで売ることができる

フリマに慣れている方にはおすすめの購入方法です。私はもう定価の2割引き程度では買えないです・・
マスクやスノーケル、フィンはたくさん出品されていますので、一度検索してみてください。

一方で、ダイビングにおいてレギュレーターやBCDなど、生命を左右する大事なアイテムをフリマで中古購入していいか、という不安がデメリットとなります。

私は、中古でレギュレーターやBCを購入した場合、仮に出品者がオーバーホール済と記載していても、必ずプロショップでオーバーホールをしてから使います。
その金額を入れても、ダイビングショップの半額~3分の1の金額で購入できるのは、大きなメリットだからです。
ダイビング器材は男性ユーザー向けの商品が多く、中古市場でも男性の出品が圧倒的に多いです。レディースも出品はありますが、背の高い方が多い印象。私は小柄なので、ウエットスーツやBCD、ブーツ、グローブなど、欲しいサイズがなかなか出品されず、数週間探していることもあります。メルカリで自分と似たような身長・体重のダイバーの出品者様がいたらその方をフォローしています。

すぐに商品を手に入れたい方は、最寄りにMIC21(店舗)があれば最速の購入場所になるかなと思います。ダイバーにとって天国のようなお店ですが、あまりに品揃えが多く、違うアイテムまで欲しくなってしまい、今まで手ぶらでお店を出たことがありません。汗
でも、欲しい時にすぐ欲しい!という気持ちもとてもよくわかります・・。
ただ、MICでも売れ行きの多い男性向けサイズが在庫されていることが多いので、SやXSは取り寄せになったことがあります。

中古器材販売業者

中古器材の販売ルートを調べていた際に見つけたダイビングショップで、BCやレギュレーターの中古器材を何度か購入させていただいています。

兵庫県姫路市.ダイビングスクール・ツアー・器材買取・NDS販売のサンマリンショップ
兵庫県姫路市のスキューバダイビングショップ。初心者向けのダイビングスクールやファンダイブツアー。ダイビング器材買取・NDS器材販売。

全ての器材オーバーホールはこちらにお願いしています。
ダイビングショップなので、当然ながら各種メーカー新品の取り扱いもありますし、インストラクターとして日常的に潜っていらっしゃるので、器材の使い勝手をよくわかっていらっしゃいます。

初心者の頃から、自分のダイビングスタイルや、スキル面で不安な点などを伝えて、どんな種類の器材が良さそうか相談に乗っていただくこともあり、安心して購入させていただいています。

安心・安全なダイビングを楽しんでくださいね。

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