ダイビングでは、アラートアイテム（水中ホーン）の装着をおすすめします。いざという時にイントラやバディに知らせるには、水中ホーンが一番手っ取り早いです。この記事では、おすすめの水中ホーンについてレビューしています。ダイビングライセンスを取りたての方もベテランダイバーも是非ご覧ください。
ダイビングは安全なスポーツ。でも過信は厳禁！
ダイビングは安全なスポーツであることを別の記事で書いていますが、水中では何が起きるかわかりませんので過信は禁物。
陸上では何でもないことでも、水中ではささいなことでパニックになってしまう場合があります。1人でその状態に陥ってしまうのは、本当に危険です。
例えば、水中でありそうなこんなシーン。
- フィンが脱げた
- 足がつった
- 洞窟内で岩にひっかかってレギュレーターが外れた
- 深場でカメラを落とした
- 泳ぎ疲れてしまって、チームとの距離が離れつつある
足がつるのは、陸上でもよくあること。対処法に慣れていれば自分ですぐに解決できるのですが、バタバタしているうちに、誰も気づかないまま１人取り残されてしまう・・なんていう事態は避けたいですよね。
水中で音を出すアイテムいろいろ
近くにいるのであればハンドシグナルで十分ですが、水中で「ちょっと待って」や「助けて」をいち早く周りに知らせるには、「音を鳴らす」が一番有効だと思います。
ダイビングで音を出すアイテムは色々ありますのでご紹介していきます。
その①ダイビングベル
アラートで一番最初に思いつくのは、ダイビングベルだと思います。インストラクターが使っているのをよく見かけますね。ダイビングベルは、みんなが近くにいる場合は有効ですが、数m離れているともう聞こえないです。私の感覚としては5～6ｍ離れていると聞こえないかも。
インストラクターが何度もベルを鳴らしても、カメラに夢中で魚群を追いかけていて、チームから離れていくダイバーを何回も目撃したことがあります。笑
ダイビングベルは手軽に購入できて、誰でも簡単に扱えるので、手っ取り早いのは確か。私も持っています。ちなみに、画像の黄色いホイッスルは吹くと爆音が鳴ります。万が一流されてしまって単独浮上した時などに水面で使う用途ですが、幸い今まで使ったことはありません。
その②ポインター（指示棒）
ダイビングポインター（指示棒）も音を出せなくはないです。インストラクターでたまに見かけるのですが、これでタンクを叩いて知らせてくれる方がいます。ただ、慣れていないと叩きにくいので音が出せません。指示棒は、緊急時に音を出すアイテムではないので、あくまで手段がない時ですね～。
東伊豆など、岩場が多いポイントでは指示棒がひっかかってしまう時もあるので、長くてブラブラするものを水中に持ち込むのは、初心者にはあまりおすすめしません。私も持っていますが、なるべくポイントを絞って持ち込むようにしています。
その③ダイブアラート（一番おすすめ！）
ダイブアラートプラス V2 【スタンダード】
水中でアラートを出すのに一番おすすめなのは、ダイブアラートです。スキューバアラート、水中ホーンとも言います。
色々なものが売られていますが、私はダイブアラートプラスを使っています。以前は、TUSAのハンマーヘッドミニという商品がコンパクトでとても良かったのですが惜しくも廃盤になってしまい、もう売られていません。もちろん他の商品でも問題ないと思います。
ダイブアラートプラスは、水中・陸上のどちらでも大きな音が出せます。陸上だと、そこそこ爆音なので試し押しをする際は注意してください。私はタンクをセッティングした後、レギュチェックとアラートを試しに鳴らすのですが、周りの人がびっくりしてしまうので、一声かけてから鳴らすようにしています。
ボタン操作ではなく、根元の部分をギュッと強く握ると音が鳴る仕組みなので、女性でも扱いやすいです。握る強さで音の強弱をつけられます。一般的なBCインフレーターに取り付けるスタンダードタイプと、エア2、エアソースと分かれていますので、ご自身のBCのタイプを確認してくださいね。
まとめ：水中で緊急事態を伝えたい時は、アラート音で知らせよう
昔、水面移動中に自分の長い髪の毛がマスクに覆いかぶさってきたことがあるのですが、謎の生物に襲われたと思って、めっちゃ焦ったことがあります。笑い話のようですが当人は真剣。その時に、水中では本当にささいなことでパニックになりかねないのだな、ということを学びました。それから、ダイビングの時は絶対に髪をしばることにしています。笑
どんなにダイビングに慣れていても、水中で焦る事態は一度や二度は誰でも経験します。仲間に気づいてほしい時は、アラート音を出すことができれば、誰かに気づいてもらえる確率が高いので安心です。
- 潜行中の緊急事態は音で知らせよう！
- アラートを知らせるのは水中ホーンがおすすめ
- むやみに鳴らすのはダメ！特にマンタやハンマーを見つけても音を出さないでね・・
みなさんも、安全・安心でストレスフリーなダイビングを楽しんでくださいね～～～！
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