2023年4月12日から、運賃や特典航空券などのさまざまなサービスが改定となったJAL。事前に色々と調べていましたが、当日アップグレードの方法が知らないうちに変更されていました。JALグローバルクラブホルダーや、これからJGC修行をしようとしている方は是非お読みください。
当日アップグレードってどういうこと？
予約済・購入済のJAL便の普通席を、ファーストクラスやクラス J座席へアップグレードすることです。もちろん、アップグレードには差額運賃の支払いが発生します。
クラスJやファーストクラスに乗ると、普通席よりマイルやFOPが多く貯められるため、遠距離路線のアップグレードは特に人気が高いです。
今までは、空港カウンターに到着してから申込みをする方法でしたが、4月12日以降は、バリエーションが追加されました。
どうして搭乗日当日にアップグレードするの？事前にできないの？
結論から書いてしまうと、航空券購入後に、搭乗クラスの変更をすることは可能です。ただし、制約条件があります。
搭乗クラスとは、クラスJ、ファーストクラスなど座席の種別のことです。例えば、予約・購入時はクラスJが満席でも、あとから空席を見つけた際には、事前にアップグレードしたい！と思う場合がありますよね！
ただ、事前アップグレードをするのはなかなか厳しいと思うことが多いです。理由は以降の見出しでお伝えします。
搭乗クラスを事前に変更する場合、運賃種別が限られる
今まで、事前に搭乗クラスを変更をしたことがなかったので、改めてJALのサイトで確認しました。残念ながら、事前に搭乗クラスが変更できるのは、運賃の種別が限られていました。
さらに残念なことに、5月１日時点でJALの公式ページの表記が旧運賃表記のまま・・。現在の名称で言うと、往復セイバーは事前にアップグレード可能、セイバーやスペシャルセイバーは、事前に変更できない、という風に読み解けます。もちろん、普通運賃（現在の名称ではフレックス）は、変更可能です。
事前に変更できる運賃種別はこちらの公式ページをご覧ください。
運賃ラインナップの新旧比較表は、こちらの公式ページがわかりやすいです。
変動価格制のため、日によってクラスJの金額が跳ね上がる
JAL国内線は、4月12日から変動価格制に改定されました。国際線と同じように国内線も残席の数によって価格が変動するのです。土日や連休などで残席が少なくなっている便の価格が跳ね上がっている状況です。
とある日の羽田ー那覇間の人気路線の運賃を見てください。本来、羽田ー那覇のクラスJの差額運賃は、片道3,300円（税込）ですが、普通席とクラスJの運賃の開きは2万円近いことがわかります。事前にクラスJを予約すると、こんなに高額な時があるのです。
一方、この運賃の日に、普通席を予約していたします。搭乗当日、クラスJにアップグレードできた場合は、差額の3,300円のみを支払うことになるので、旅費がかなり抑えられることになるのです。
人気路線のファーストクラスは基本的にいつも満席状態
羽田ー那覇線や、羽田ー千歳線などの人気路線のファーストクラスは、基本的に満席表示となっていることが多いです。そのため、当日アップグレードはおろか、事前アップグレードすらできないのが実情です。クラスJは、座席数がそこそこあるため、当日アップグレードができる可能性はあります。
当日アップグレードは出発時刻3時間前から。JALアプリがおすすめ
4月12日の運賃改定とともに、当日アップグレードが「出発3時間前」スタートに変更となりました。今まではカウンター申込一択でしたが、WebブラウザやJALアプリから搭乗クラス変更～決済までできるようになり、かなり利便性が高くなっています。私はまだ経験がありませんが、満席の場合は空席待ちもできるとのことでした。
出発時刻の3時間前になると、JALアプリのホームに、当日アップグレードのボタンが表示されます。
この日は満席に近かったので、急いで決済まで終えてしまい、申込途中の画面キャプチャは取れませんでした。
当日アップグレードは全ての運賃が対象
当日アップグレードは、事前の搭乗クラス変更とは異なり、全ての運賃が対象となっています。当日、空席があれば、決められたアップグレード料金を支払うだけなので安心です。
【2023年5月更新】当日アップグレードの空席待ちもアプリ申込可能！
先日、JALアプリで当日アップグレードの空席待ち（キャンセル待ち）もアプリ上で申込を行えたためレポートを追加します。スクショを取らなかったのが悔やまれますが、文字のみでご容赦ください・・。
- フライト時刻の3時間前に、アプリに当日アップグレードボタンが表示されるのでタップ
- 空きがある場合→ファーストクラス、クラスJのどちらかを選択してお支払い→完了！
- 空きがない場合、空席待ちという案内が出るので、申込をタップ
- 搭乗口付近の空席待ちカウンターで指定時刻まで待機
- 氏名の呼び出しがあれば、空席待ちカウンターでアップグレード料金をお支払い→完了！
- 「ご予約のお客様で満席になりました」→このアナウンスがあれば、アップグレードできないことが判明→既存の座席に搭乗しよう
- 空席待ちの順番は表示されない
今までは、空席待ちの申込に種別、番号が発券されました。空席待ちカウンターの電光掲示板には、種別と空席待ち番号が表示され、目安の待ち人数がわかるようになっていましたが（例：種別A 201・203・・など）4/12以降はこの表示がなくなっています。そのため、自分の空席待ちが何番目に呼ばれるのか全くわかりません。
私は試してはいないのですが、カウンターの係員に尋ねれば、何人待ちなのか教えてもらえるのではないかと想像してます。 - 空席待ち番号ではなく氏名で呼び出しがある
今までは空席待ち番号で呼び出しがありましたが、現在は、航空券の予約氏名で呼び出されます。個人的には氏名で呼び出される方がわかりやすいのでこの方が良いな～と思いました。
クラスJとファーストクラス両方のアップグレード空席待ちをする場合は？
JALアプリからクラスJとファーストクラス両方の空席待ちを申し込むことができないのではないかと思われます。自分がアプリから空席待ちをした際は、導線上に1種類の搭乗クラスの空席待ちしかできなかったように思います。急いでいたので、見落としていたら申し訳ありません。
2種類の搭乗クラスの空席待ちをしたい場合は、今まで通り有人カウンターで申込をするのではないかと想像します。また、普通席から、クラスJにアップグレードし、ファーストクラスの空席待ちをする場合も、アプリでは行えないと思われます。
ただし、有人カウンターでの申込も出発時刻の3時間前からとなります。
これについては、次回確認できましたら情報をアップデートしたいと思います。
私は国内線の場合も、かなり早めに空港に行きラウンジで過ごします。今まで、当日アップグレードは空港の有人カウンターで申し込むしかなかったので、早く行けば行くほど、クラスJのアップグレード確率が高かったのですよね。
今回の改定は、利便性が高まったがゆえに、ライバルが増えることになりそうな予感。正直、私にとってはあまりうれしくなかったのでした！！
これからもJALマイルを貯めて、国内を旅したいと思います。
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